5/26新曲披露公演ファイナル その1
僕は2011年3月27日に初めて、愛乙女☆DOLLのステージを見た。
目的は、彼女達のステージを見る事じゃなかった。
AKBを去ったとある7期研究生の動向を探りに。(※愛迫さんではありません。現在はヌードルカフェで働いてる林あやのさん)
地下のステージは狭く、低かった。柵もプラスチックのチェーンだけ。客は30人。
お世辞にも作り上げられたステージングとは呼べなかった。
そこには、なんも踊れない、笑えない、背中まで伸びた肩甲骨くらいまでの髪の長さの美少女がいたんだ。
その子が当時、研究生だった芦崎麻耶。
その日、岩崎夢生と共に芦崎麻耶が昇格を果たす。
芦崎麻耶の第一印象は『笑えない人形』。
だけど磨けば光る原石。中身は絶対、世界一に輝く宝石。
キラキラ汗が光る。なんだ、この美少女は???
昇格発表の際、泣きだしてしまう芦崎麻耶。
ファンからポケットティッシュを受け取る芦崎麻耶。
その行動はプロではないけれど、周りの空気が和(なご)んだ。
私は瞬間的に心を奪われ、魅入られた彼女の立つステージに行き続けることになる。
『魔法』にかけられた私は狂い、叫び、小道具に頼り、愛乙女☆DOLLと芦崎麻耶と共に歩み続ける。
これが、芦崎麻耶との出会いの幕開けだった。